story

 

 

一度だけ訪れたデンマーク。建築やアート、インテリアなどたくさんの刺激を受けたのですが、一番印象に残っているのは、そこで生活する人々の姿でした。
お店やギャラリーで働く人、道行く人、電車に乗り合わせた人、自転車でオフィスへ向かう人、どの人もとっても素敵に見えました。
ゆったりとした雰囲気で(自転車のスピードはとても早いのですが 笑)、自分の生活する場所、国、自分自身に誇りを持っているような、そんな雰囲気を感じました。
誰と比較するでもなく、自分の生活を充実させているような、そんなところが幸福度につながっているのかなとも思いました。

そう感じる理由を考えてみると
日常生活にデザインが浸透しているからかなと個人的には思いました。
デザイナーズマンションとか、デザイナーズ家具とか「デザイナーズ○○」と付ける必要もなく、考え抜かれたデンマークデザインが当たり前のように日常使いされていて
そこで働いたり生活する人のモチベーションを上げていると思いました。
朝、何気なく飲むコーヒーもお気に入りのマグカップだと気分も上がりますよね。
そういう積み重ねを感じました。

また、そこで生活する人のファッションは、無理なく自分に合ったコーディネートをしていて(基本的に皆さん黒ばっかりだったのでびっくりしたのですが)、
流行に左右されることなくシンプルながら洗練された装いで
いつでも自転車に乗れるようなアクティブな印象でした。
オシャレなのですが、それにとらわれることなく自分のやりたいことをやっているような雰囲気で、とても大らか。
人口も関係あるとは思いますが電車内も広く、ベビーカーはもちろん自転車も問題なく電車内に乗りますし、電話をかけている方がいても全く気になりませんでした。

そんな、デンマークで暮らす人々の姿を見て、自分もそんな風に生活したいと思いました。
そして、デザインで周りの方を幸せにするような、そんなことが自分にもできたらと強く思うようになりました。

すでにグラフィックデザインのお仕事はしていてやりがいも感じていたのですが、
会社やお店の方のお仕事をさせていただく中で、私も自分で何か商品を作ってみたい、直接個人の方に届くようなことがやりたいと思うようになり、そのアイテムはなんなのかと考えた結果、もともと洋服好きであること、そして女性としては身長が高く合う洋服探しに苦労していたこと、生活スタイルの変化もあって必要なアイテムが変わってきたことなどから、今自分が一番関心があることはファッションだと気づき
身にまとうだけで気分が上がったり気合が入ったりと気持ちに作用する日常着が作りたいと考え、ブランドを立ち上げました。

流行に左右されることがないシンプルなもので、それでいて洗練されている。
着ると自分にしっくりと馴染んで気合が入る。
着てしまったらあとは洋服のことは忘れて自分のやるべきことや
やりたいことに専念できる、そんな日常着を作りたいと思っています。

洋服のアイテムが少しずつ増えてきたので
今後は、グラフィックでも日常をちょっと豊かにするような
そんなアイテムを作ってみたいと思い現在企画中です。