世界一幸福な国

こんにちは。
アンティコッター@anticotter井上(里)です。

今月は6日(月曜)が渋谷novoreの日でした。
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4月から始めた月に一度のお店も気づけば今回で8度目。
お客様や応援してくださる方々、そして機会と場所をご提供くださっているnovoreのオーナーさんにはとても感謝しています。いつもありがとうございます!!

毎回いろいろな気付きがあるのですが、今回もたくさんのことを考えました。
アイテムについてのアイデアもですが、novoreでのお店や
ブランドとしての方向性など、やりながらより良くしていきたいと思っています。
特に今回は初心に帰るというか、ANTICOTTERを始めようと思ったきっかけも確認する機会となりました。それについて、今日は書きたいと思います。

もともとファッションとは無関係、というと言い方が強いですが
昔から洋服は好きだけど、専門の学校へ通ったこともなければ、もちろん業界での経験もありませんでした。ですので、突然「洋服を作ろう!」となったわけではありません。洋服というジャンルを選んだのは、出産や育児によってライフスタイルが大きく変化する中で、服装に対する要望も考えも変化したことがきっかけです。
ただ、ANTICOTTERという洋服ブランドを作るという明確な目標が決まるより以前に、
「自分たちでなにか始めたい」と強く思うきっかけがありました。

それは、デンマークとフィンランドを旅行したことです。
美術館やインテリア、街並み、どこを見ても素敵でたくさんの刺激を受けたのですが
一番印象に残っているのは観光名所ではなく、そこで生活する人々の姿でした。
世界一幸せな国と言われる理由を目の当たりにしたという感じです。
ホテルでコーヒーを注いでくれるウエイターさん、工房を案内してくれるスタッフさん、バスで一緒になった乗客の方、会う人全てがとても生き生きしていました。自分の仕事や生活に誇りを持っているように感じました。

公園や電車など公共の場の充実も理由の一つかと思いますが、
一番はデザインの力なのではないかと思っています。
生活にデザインが浸透しています。
日本だとまだまだ「デザイナーズマンション」とか「デザイン家具」とか
「デザイン」が非日常であるかのような、デザインと日常が切り分けられているような気がするのですが、デンマークやフィンランドでは当たり前のように馴染んでいました。

そこで生活する人々が使う生活用品の全ては、
機能性はもちろん、クリエイティビティをくすぐる創造力に溢れたものばかり。
デザイナーが真摯に考え抜いて創ったものを日常使いしています。
オフィスも家庭も同じです。

同じ仕事でも洗練された場所であればやりがいは大きくなりますし、
家でもお気に入りのマグカップで飲むコーヒーは格別だと思います。
考え抜かれた、デザイン性と機能性に優れた空間やモノに囲まれた生活は、
人を穏やかにし、日常を創造力に溢れた豊かなものにしてくれると思います。

日本はこれ以上ないというくらいモノやサービスに溢れ
豊かなはずなのに、どこか満足感が得られないのは機能性やコストだけを重視して創造力が欠如したもので溢れているからではないか、
どこかに出かけたり食事に行ったりする非日常だけでなく
普段の職場や家の中で過ごす日常こそが大事なのではないか、
あと一歩、何か足りない…
デザインの力で日常を創造的で充実した日々にしていく、それに自分たちが少しでも貢献できたら…
そんなことを思いました。

旅行から帰ってきてしばらく経っても、
小さくても何か始めたいと、その気持は強くなるばかりでした。

そこから、今に繋がっています。

目標は大きいですが、ひとつひとつ目の前のことに真剣に取り組み、
お客様が手にする商品は、それを着たお客様が送る生活のことをイメージしながら作っています。

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